さつまいもの切り口が白いのは腐ってる?大丈夫!その白い液体は美味しさの証です!


さつまいもを切ったとき、切り口から白い液体が出てきたり、中が白っぽい筋になっているのを見て、「これって腐ってるの?」と心配になったことはありませんか?ご安心ください!その白い液体は、さつまいもが美味しく育った証拠なんです。

今回は、この白い液体の正体から、本当に腐っているさつまいもの見分け方、そしてさつまいもを長持ちさせる保存方法まで、さつまいもを安心して楽しむための情報をご紹介しますね。

白い液体の正体は「ヤラピン」!

さつまいもを切ったときに出てくる白い液体は、**「ヤラピン(ヤラッパ樹脂)」**という成分です。これは、さつまいもの皮付近に多く含まれる成分で、ヤラピンが多いさつまいもほど、甘くて美味しいと言われています。

ヤラピンってどんな成分?

ヤラピンは、さつまいも特有の成分で、以下のような特徴があります。

  • 消化を助ける働き: ヤラピンには、さつまいもに含まれる食物繊維との相乗効果で、お腹の調子を整え、便通をスムーズにする手助けをしてくれると言われています。
  • 皮の近くに多い: 特に皮のすぐ下、切り口から白い液体がにじみ出てくることが多いのは、このヤラピンがそこに多く含まれているためです。
  • 加熱しても大丈夫: 加熱しても消えることはなく、食べても体に害はありません。むしろ、甘みや風味をより一層引き立ててくれる大切な成分なんです。

白い液体が出ているさつまいもは、新鮮で美味しい証拠なので、安心して調理してくださいね。

これは注意!本当に腐っているさつまいもの見分け方

白い液体は問題ありませんが、中には本当に食べられない状態になってしまっているさつまいももあります。以下のようなサインが見られたら、食べるのは控えましょう。

1. カビが生えている

表面に白や緑、黒っぽいカビが生えている場合は、迷わず処分しましょう。カビは表面だけでなく、中まで菌糸を伸ばしている可能性があります。

2. 異臭がする

さつまいも特有の甘く優しい香りではなく、酸っぱい匂い、カビ臭い匂い、腐敗したような不快な匂いがする場合は、腐っている可能性が高いです。

3. ドロドロ、ベタベタしている

切り口がドロドロと溶けていたり、全体的にヌメヌメ、ベタベタとした感触がある場合は、傷みが進んでいます。

4. 弾力がない、ぶよぶよしている

通常、さつまいもは硬くしっかりとした感触ですが、触ってみてぶよぶよと柔らかすぎたり、弾力がなくへこむようであれば、中が腐敗しているサインです。

5. 黒ずみや変色が激しい

切り口ではない部分に、黒っぽいシミや変色が広範囲にわたって見られる場合も注意が必要です。一部の黒ずみはポリフェノールによるものの場合もありますが、異臭を伴う場合は腐敗の可能性が高いです。

さつまいもを長持ちさせる正しい保存方法

さつまいもは、正しく保存すれば比較的長く日持ちする野菜です。白い液体が出ないようにするものではありませんが、腐敗を防ぐためのポイントを押さえましょう。

1. 新聞紙に包んで常温保存

さつまいもは低温と乾燥に弱いです。買ってきたら、土を軽く落とし(洗わない)、一つずつ新聞紙に包んで、風通しの良い日陰で常温保存するのがおすすめです。

冷蔵庫に入れると傷みやすくなるので避けましょう。

2. 冷蔵庫に入れるのは避ける

冷蔵庫の野菜室は湿度が高めですが、さつまいもにとっては温度が低すぎることがあります。冷蔵庫に入れると「低温障害」を起こし、傷みが早くなったり、味が落ちたりする可能性があります。

3. 冷凍保存も可能!

長期保存したい場合は、加熱してから冷凍保存するのがおすすめです。蒸したり、茹でたり、焼いたりして火を通し、冷めてからラップで包んで冷凍用保存袋に入れましょう。約1ヶ月程度保存可能です。


さつまいもを安全に美味しく食べるためには、白い液体の正体を知って安心すること、そして本当に腐っているサインを見逃さないことが大切です。ぜひ、ご紹介した保存方法を参考に、旬のさつまいもをたっぷり楽しんでくださいね!

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