リチウムイオン電池の発火リスクと安全な放電方法


リチウムイオン電池はスマートフォンやノートパソコン、電動工具など幅広く使われていますが、扱いを誤ると発火や発煙のリスクがあります。特に放電状態での管理や充電ミスが原因で事故が発生することもあります。本記事では、リチウムイオン電池の発火リスクのメカニズムと、安全な放電方法について解説します。


1. リチウムイオン電池が発火する原因

過充電・過放電

  • 過充電:定格以上に充電すると内部の電解液や電極が劣化し、発火の原因に

  • 過放電:放電しすぎると内部構造が損傷し、充電時に発熱・発火することがあります

外部衝撃やショート

  • 落下や圧迫による内部短絡は発火リスクを高める

  • 金属と接触したまま保管すると短絡し、急激に熱が発生

高温環境

  • 車内や直射日光下での放置により、電池温度が上昇して発火する場合があります


2. 発火リスクを下げる安全な放電方法

定格放電で安全にエネルギーを減らす

  • 電池メーカー指定の定格電流以下で放電する

  • 電動工具や放電器を使うと安定して放電可能

自然放電は注意

  • 使用しない場合でも電池は徐々に放電されます

  • 長期間保管する場合は40〜60%程度の充電残量で涼しい場所に保管するのが安全

放電中の監視

  • 放電時は周囲に可燃物を置かない

  • 異常発熱や膨張、異臭があれば直ちに放電を中止


3. 発火した場合の応急処置

  • 消火器:CO₂消火器や粉末消火器が有効

  • 水での冷却:小型電池の場合は水で冷却すると熱を逃がせる(電解液漏れには注意)

  • 安全な場所への移動:発火の可能性がある場合は風通しの良い屋外で処理


4. 日常でできる安全対策

  • 正規の充電器と電池を使用する

  • 過充電や長時間放置を避ける

  • 損傷した電池は使用せず、自治体の回収方法に従って廃棄

  • 電池の温度管理:高温・直射日光を避ける


まとめ

リチウムイオン電池は便利な一方、扱いを誤ると発火や事故のリスクがあります。放電や充電の管理、衝撃の回避、温度管理など日常の注意で安全性を大幅に高めることが可能です。万一発火した場合も、冷却や適切な消火で被害を最小限に抑えることができます。

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