髪のべたつき、もう悩まない!油を取る応急処置と根本的な改善方法
「朝シャンプーしたばかりなのに、夕方にはもう髪がべたつく…」「なんだか頭皮が脂っぽい…」そんなお悩み、ありませんか?髪のべたつきは見た目の印象を左右するだけでなく、頭皮の不快感にもつながりますよね。
ここでは、急なべたつきを何とかしたい時の応急処置から、べたつきにくい頭皮と髪を目指すための根本的な改善方法まで、詳しく解説します。
【緊急事態!】今すぐ何とかしたい!べたつきの応急処置
外出先で髪のべたつきが気になった時や、時間がない時に役立つ即効性のある方法をご紹介します。
1. ドライシャンプーを使う
市販のドライシャンプーは、スプレーするだけで皮脂を吸着し、髪をサラッとさせてくれる優れものです。パウダータイプやスプレータイプがあり、携帯しやすいミニサイズもあります。
- 使い方: べたつきが気になる頭皮や髪の根元に吹きかけ、指の腹で軽く揉み込み、ブラッシングしてパウダーをなじませるか、余分な粉を払い落とします。
2. ベビーパウダーやフェイスパウダーで代用
ドライシャンプーがない場合は、ベビーパウダーやフェイスパウダーで代用できます。
- 使い方: 少量を手のひらに取り、べたつく部分の髪の根元にポンポンと軽くつけるように塗布します。つけすぎると白残りするので注意し、その後よくブラッシングしてなじませます。ティッシュオフも効果的です。
3. あぶらとり紙やウェットティッシュを活用
頭皮の皮脂が原因の場合は、あぶらとり紙や**ウェットティッシュ(ノンアルコールタイプ)**で、髪の生え際や分け目の頭皮を軽く押さえるようにして皮脂を吸い取ると、一時的にべたつきが軽減されます。
4. 前髪を上げる・まとめる
物理的にべたつきが目立たないようにする最終手段です。
- 前髪: ピンで留めたり、オールバックにしたりして、おでこの皮脂と触れないようにします。
- 全体: ポニーテールやお団子ヘアなど、まとめてしまうことで、べたつきが気になりにくくなります。
根本的な改善を目指す!べたつきにくい頭皮と髪へ
応急処置でしのいだら、次はべたつきにくい頭皮環境を整えるための改善方法を試してみましょう。
1. 正しいシャンプー方法をマスターする
- 予洗いをしっかり: シャンプー前にお湯だけで頭皮と髪をしっかり洗い流す「予洗い」を2〜3分行うことで、汚れの約7割が落ちると言われています。
- シャンプーを泡立てる: シャンプーは手のひらでしっかり泡立ててから、頭皮につけます。直接頭皮につけると、ムラになったり刺激になったりすることがあります。
- 頭皮を優しく洗う: 指の腹を使って、頭皮をマッサージするように優しく洗います。爪を立てたり、ゴシゴシ洗いすぎたりすると、頭皮を傷つけたり、かえって皮脂の過剰分泌を招いたりすることがあるので注意しましょう。
- すすぎ残しをなくす: シャンプー成分が頭皮に残ると、それが刺激となりべたつきの原因になることがあります。時間をかけて、念入りに洗い流しましょう。
2. シャンプー・コンディショナー選びを見直す
- 洗浄力の調整: 過剰な洗浄力は頭皮に必要な皮脂まで洗い流し、乾燥からかえって皮脂の分泌を促してしまうことがあります。アミノ酸系など、頭皮に優しい低刺激性のシャンプーを試してみるのも良いでしょう。
- ノンシリコンを選ぶ: シリコン入りのシャンプーがべたつきの原因になるという誤解もありますが、シリコン自体が悪影響を与えるわけではありません。しかし、髪質や使用感によってはノンシリコンの方が軽やかな仕上がりになることもあります。
- 頭皮用アイテムを取り入れる: 頭皮クレンジングやスカルプシャンプーなど、頭皮の皮脂バランスを整えるための専用アイテムを週に1〜2回取り入れるのも効果的です。
- コンディショナーのつけ方: コンディショナーやトリートメントは、髪の毛の中間から毛先を中心に塗布し、頭皮にはつけないようにしましょう。洗い残しはべたつきの原因になります。
3. 生活習慣を見直す
髪のべたつきは、体の中からくる影響も大きいです。
- 食生活の改善: 油分の多い食事や、糖質の摂りすぎは皮脂の過剰分泌につながることがあります。バランスの取れた食生活を心がけ、ビタミンB群やビタミンC、亜鉛など、皮脂の分泌をコントロールする栄養素を意識して摂りましょう。
- 十分な睡眠: 睡眠不足はホルモンバランスを乱し、皮脂の分泌を活発にすることがあります。質の良い睡眠をしっかり確保しましょう。
- ストレスの軽減: ストレスもまたホルモンバランスに影響を与え、皮脂分泌を促すことがあります。適度な運動やリラックスできる時間を作り、ストレスを上手に解消しましょう。
- 洗髪後のケア: 洗髪後はすぐに髪を乾かし、頭皮を湿ったままにしないようにしましょう。雑菌の繁殖やにおいの原因になることがあります。
4. 頭皮マッサージを取り入れる
頭皮の血行を促進することは、健康な頭皮環境を保つ上で重要です。シャンプー中や入浴後に、指の腹で頭皮を優しくマッサージする習慣をつけてみましょう。
べたつき対策で、いつでもサラツヤ髪へ!
髪のべたつきは、ちょっとした工夫や習慣の見直しで大きく改善できることが多いです。応急処置で緊急事態を乗り切りつつ、正しいシャンプー方法や食生活、睡眠などの生活習慣を見直すことで、根本からべたつきにくい頭皮と、サラサラで快適な髪を目指しましょう。
諦めずに、ご自身の髪と頭皮に合ったケアを見つけてくださいね!