妊娠3ヶ月のおなか:まだ目立たないけれど、からだの変化が始まる時期


妊娠3ヶ月目は、妊娠初期の真っ只中。まだおなかのふくらみはほとんど目立たない方が多いですが、からだの中では赤ちゃんが大きく成長し、ママのからだにも様々な変化が起こり始める大切な時期です。


妊娠3ヶ月のからだの変化:つわりとホルモンバランス

妊娠3ヶ月(妊娠8週から11週)は、多くの妊婦さんがつわりの症状を経験する時期でもあります。吐き気やだるさ、食欲不振、眠気など、個人差はありますが、心身ともに不安定に感じることがあるかもしれません。

おなかの赤ちゃんは、この時期に急速に成長し、大切な臓器が形成されていきます。子宮はまだ鶏の卵くらいの大きさですが、ママのからだでは以下の変化が起こり始めます。

  • ホルモンバランスの変化: 妊娠を維持するためのホルモン(プロゲステロンなど)が増加し、眠気やだるさ、情緒不安定さを感じやすくなります。
  • 基礎体温の高温期が続く: 妊娠が継続しているため、基礎体温が高い状態が続きます。
  • バストの張りや変化: 乳腺の発達が始まり、バストが張ったり、チクチクとした痛みを感じたり、乳首の色が濃くなるなどの変化が見られることがあります。
  • 胃腸の不調: ホルモンの影響や、子宮が少しずつ大きくなることで、便秘やげっぷ、胸やけなどの胃腸の不調を感じることもあります。
  • おなかの「張り」?: まだおなかの見た目の変化は少ないですが、子宮が成長する際に、下腹部に軽い張りやチクチクとした痛みを感じる方もいます。

まだ目立たないおなかの時期こそ大切なマタニティインナー

「まだおなかが目立たないから、普通の下着で大丈夫かな?」と思う方もいるかもしれません。しかし、妊娠3ヶ月は、からだがデリケートに変化し始める時期。この時期から、からだを締め付けない、マタニティ対応のインナーを着用し始めることが、快適に過ごすための大切なポイントになります。

妊娠初期のマタニティインナー選びのヒント

  1. 締め付けない下着を選ぶ:
    • ショーツ: ゴムの締め付けがおなかの負担になることがあります。おなかを締め付けない、ゆったりとしたタイプのショーツを選びましょう。また、股上が深く、おなかを優しく包み込むデザインがおすすめです。
    • ブラジャー: バストが張り始めるため、ワイヤー入りで締め付けるタイプは避け、ノンワイヤーやソフトワイヤーのマタニティブラジャーを選ぶと快適です。カップが大きめのものや、伸縮性のある素材を選ぶと、今後のバストの変化にも対応しやすいでしょう。
  2. 肌に優しい素材: 妊娠中は肌が敏感になることがあります。肌触りの良い綿などの天然素材や、刺激の少ない素材を選ぶと、かゆみやかぶれを防ぐことができます。
  3. 体温調整しやすい工夫: ホルモンバランスの変化で体温が上がりやすく、汗ばむこともあります。吸湿性や通気性の良い素材を選び、必要に応じて重ね着などで体温調整しやすいようにすると良いでしょう。
  4. 締め付けが少ない腹巻など: 冷えが気になる場合は、おなかを優しく温める締め付けの少ない腹巻などを活用するのも良い方法です。これは、おなかを冷やさないようにするためだけでなく、万が一つわりで嘔吐してしまった際なども、肌着として役立つことがあります。

この時期に心がけたいこと

  • 無理をしない: つわりなどで体調が優れない時は、無理せず休息を取りましょう。家事などもご家族に頼ることをためらわないでください。
  • バランスの取れた食事: 食べられる範囲で、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。無理に食べようとせず、少量ずつ回数を分けて食べるのも良い方法です。
  • 体を冷やさない: 冷えは体調不良の原因になります。温かい飲み物を摂ったり、お風呂でゆっくり温まるなど、体を冷やさない工夫をしましょう。
  • 定期的な健診: 赤ちゃんの成長を確認し、自身の健康状態を把握するためにも、定期的な妊婦健診は必ず受診しましょう。

妊娠3ヶ月は、からだの変化に戸惑うこともあるかもしれませんが、赤ちゃんが着実に育っている証拠です。ご自身のからだをいたわり、快適に過ごすためのインナー選びを始めて、マタニティライフを心地よくスタートさせましょう。

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