妊娠5ヶ月のおなか：ふっくら変化とマタニティインナー選びのヒント
妊娠5ヶ月目は、安定期に入り、心身ともに少し落ち着きを感じ始める時期ですね。つわりが軽くなったり、赤ちゃんが動き出す「胎動」を感じ始めたりと、嬉しい変化がたくさん訪れます。そして、この頃からおなか周りもふっくらとしてきて、いよいよ「妊婦さんらしい体型」になってくる方も多いのではないでしょうか。
妊娠5ヶ月のからだの変化：おなかの成長と乳腺の発達
妊娠5ヶ月になると、子宮の大きさはグレープフルーツくらいにまで成長し、おへその少し下あたりまでせり上がってきます。これに伴い、おなか全体が目に見えてふっくらとしてくるため、今まで着ていた洋服がきつく感じ始めるかもしれません。
おなかの変化以外にも、以下のようなからだの変化が見られることがあります。
- 乳腺の発達: 赤ちゃんを迎える準備として、乳腺が発達し始めます。バストがサイズアップしたり、ハリを感じたりすることがあります。
- 便秘やむくみ: ホルモンバランスの変化や、大きくなった子宮が腸を圧迫することで、便秘になりやすくなることがあります。また、血行不良から足のむくみを感じる方もいます。
- 腰や背中への負担: おなかが大きくなるにつれて、重心が前に移動するため、腰や背中に負担がかかりやすくなります。
おなかを守るマタニティインナーの役割と選び方
おなかのふくらみが目立つようになる妊娠5ヶ月頃からは、マタニティインナーの着用を検討し始める良いタイミングです。マタニティインナーは、単にサイズが大きい下着というわけではありません。変化するおなかに優しくフィットし、快適に過ごすための大切なアイテムです。
マタニティインナーの選び方のポイント
- 締め付けない素材とデザイン: おなかやバストを締め付けず、やわらかな素材でできたものを選びましょう。特に、おなか周りはデリケートなので、ゴムの跡がつきにくい、ゆったりとしたデザインがおすすめです。
- 変化に対応する伸縮性: 妊娠期間中も、おなかの大きさは刻々と変化します。そのため、縦にも横にもよく伸びる素材や、段階的にサイズ調整ができるタイプを選ぶと、長く快適に着用できます。
- おなかを下から支える機能: 大きくなるおなかを優しく下から支えることで、腰や背中への負担を軽減してくれるマタニティショーツや、腹帯・妊婦帯の着用を検討しましょう。特に、動くとおなかの重みを感じやすくなる方におすすめです。
- バストの変化に対応したブラジャー: 乳腺が発達し、バストのサイズが変わるこの時期には、ワイヤーがないノンワイヤータイプや、カップが大きく開いて授乳にも対応できるようなマタニティブラジャーを選ぶと良いでしょう。
- 肌に優しい素材: 妊娠中は肌が敏感になることもあります。綿などの天然素材や、刺激の少ない素材を選ぶと、かゆみやかぶれを防ぐことができます。
快適に過ごすためのヒント
- 早めの準備: おなかのふくらみは個人差がありますが、きつく感じ始める前にマタニティインナーを用意しておくと安心です。
- 試着の重要性: 可能であれば、実際に試着して、ご自身の体に合ったサイズやフィット感を確認しましょう。
- リラックスできる服装: おなか周りを締め付けないゆったりとした服装を心がけ、血行を良くすることが大切です。
- 適度な運動と休息: 体調が良い日は無理のない範囲でウォーキングなどの軽い運動を取り入れ、疲れた時はしっかりと休息をとりましょう。
妊娠5ヶ月は、ママになる喜びをより深く実感できる素晴らしい時期です。おなかの赤ちゃんとともに、からだの変化を楽しみながら、快適なマタニティライフを送るために、ご自身のからだに合ったインナー選びを始めてみませんか。