年賀状に旧姓は書くべき?併記のマナーや書き方・届かない時の対処法まで徹底解説!


結婚して苗字が変わると、「旧姓をどこまで使うべき?」と迷う場面が増えますよね。特に年賀状では、親戚や友人、職場の人など多くの相手に送るため、
「旧姓を書かないと誰かわからないかも?」
「旧姓だけでも届くの?」
「旧姓を入れるのは失礼じゃない?」
と悩む方が少なくありません。

この記事では、年賀状に旧姓を書くべきかどうかの判断基準や、正しい併記のマナー・届かない時の注意点まで、詳しく解説します。
迷いやすい“旧姓問題”をスッキリ解決して、失礼のない気持ちのこもった年賀状を送りましょう。


年賀状に旧姓を記入する必要はある?

結論から言うと、旧姓の記入は「相手によって必要かどうかが変わる」ものです。
基本の考え方は、相手があなたをどの名前で認識しているかにあります。

● 旧姓しか知らない相手には「必ず併記」がおすすめ

学生時代の友人や、結婚前の職場の同僚など、旧姓で付き合いがあった相手には「新姓+旧姓」を書くのが親切です。
たとえば、いきなり「田中〇〇」だけだと、「誰だっけ?」と混乱されてしまうことも。

例:
田中〇〇(旧姓:佐藤)
このように併記すれば、すぐにあなたと分かりますし、丁寧な印象になります。

● 結婚報告を兼ねる場合も旧姓を添えるのがマナー

結婚後初めての年賀状では、旧姓を入れることで「結婚して苗字が変わりました」という報告にもなります。
報告状を兼ねる場合は、メッセージ欄でも一言添えると好印象です。

「昨年結婚し、田中〇〇となりました。今後ともよろしくお願いいたします。」


旧姓だけで年賀状は届く?郵便の仕組みを解説

「うっかり旧姓で出してしまった!」という方もいるかもしれません。
果たして旧姓だけでも届くのでしょうか?

● 基本は「住所」と「世帯主の苗字」が基準

郵便配達では、宛先の住所が正しければ配達は可能ですが、世帯主の苗字と一致しない場合は配達員が迷ってしまうケースがあります。
特にマンションやアパートでは、同じ住所で複数の世帯があるため、返送されることもあります。

● 旧姓で届くケース

  • 郵便局に「転居届」で旧姓を登録している

  • 配達員が旧姓を覚えている地域に住んでいる

● 届かない可能性が高いケース

  • 表札が新姓のみ

  • 転居届に旧姓を記載していない

  • 新居の配達員があなたを知らない

確実に届けたいなら、宛名や差出人には**「新姓+旧姓」**を明記しておくのが一番安心です。


迷わない!旧姓を入れる正しい書き方とマナー

では、実際にどのように旧姓を添えれば良いのでしょうか?
状況に応じた書き方の例を紹介します。

● 一番丁寧な書き方:新姓をメインに旧姓を添える

田中〇〇(旧姓:佐藤)
田中〇〇 旧姓 佐藤
田中〇〇
(旧姓 佐藤)

「旧姓」と明記し、小さめの文字で添えるとバランスが取れます。
結婚報告や初年賀状の際におすすめです。

● 相手がまだ旧姓しか知らない場合

佐藤〇〇(田中)
佐藤〇〇(結婚して田中になりました)

このように旧姓をメインに、新姓を添えるのもOK。ただし、これは相手があなたの結婚を知らないときのみに限りましょう。

● 夫婦連名で出す場合

田中 太郎・〇〇(旧姓:佐藤)

連名でも、妻の旧姓を添えておくことで丁寧な印象になります。


裏面(メッセージ欄)に添える方法もおすすめ

差出人欄に加え、裏面のメッセージ欄に自然な形で旧姓を添える方法も人気です。

例文:

「旧姓 佐藤でお世話になりました。このたび田中〇〇となりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」

形式ばらず温かみがあり、相手にも伝わりやすいですね。


よくある質問(Q&A)

Q1:旧姓の併記はいつまで続けるべき?
→ 目安は結婚後1〜3年程度です。相手が新姓を覚えたら、徐々に旧姓は外してOK。

Q2:SNSで結婚報告済みでも旧姓は必要?
→ SNSと年賀状はフォーマル度が違うため、旧姓を添える方が親切です。

Q3:旧姓のハンコを押してもいい?
→ 年賀状で苗字のハンコを使うのは避けましょう。手書きか印刷が無難です。

Q4:印刷と手書き、どちらが良い?
→ 差出人は印刷でもOK。ただし、一言手書きのメッセージを添えるとより温かみが伝わります。


まとめ|年賀状の旧姓は「相手への思いやり」がポイント

年賀状に旧姓を記入するかどうかは、「相手がどの名前であなたを知っているか」で判断するのがベスト。
相手にすぐ分かるようにする配慮が、何よりのマナーです。

  • 新姓と旧姓の併記が一番丁寧で確実

  • 宛名も差出人も「新姓+旧姓」で間違いなし

  • 旧姓だけでは届かない可能性があるため注意

  • メッセージ欄で自然に結婚報告を添えると好印象

あなたらしい心のこもった年賀状で、新しい一年のご挨拶を気持ちよく届けましょう。


(※本記事は一般的なマナー・郵便局の仕組みに基づいて作成しています。地域や配達状況により異なる場合があります。)

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