食洗機をもっと使いこなそう!メリットと正しい使い方を徹底解説
「食洗機、買ったはいいけど本当にきれいに洗えてる?」「もっと効率的に使う方法はないの?」そんな風に思っていませんか? 食洗機は、ただ食器を洗うだけでなく、日々の家事を劇的に楽にしてくれる頼もしい存在です。
今回は、食洗機を使うメリットから、洗浄力を最大限に引き出す正しい使い方、そして知っておくと便利なコツまで、食洗機を賢く活用するための情報をご紹介します。
食洗機を使うとこんなに嬉しい!3つの大きなメリット
食洗機は、単なる時短家電ではありません。毎日の暮らしに様々なメリットをもたらしてくれます。
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時間と労力の節約
これが食洗機の最大の魅力と言えるでしょう。手洗いの手間がなくなることで、食後の時間を家族との団らんや自分の趣味に充てることができます。手荒れの心配もなくなるので、特に冬場や肌が弱い方には大助かりです。
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節水効果と経済性
「手洗いの方が節水になりそう」と思われがちですが、実は多くの食洗機は手洗いよりも少ない水で洗うことができます。最新の食洗機は、少量の水を高温に加熱して高圧で噴射するため、効率的に汚れを落とせるのです。これにより、水道代だけでなく、お湯を使うことによるガス代・電気代の節約にもつながります。
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高い洗浄力と衛生面
食洗機は、手洗いでは難しい高温(約60℃〜80℃)のお湯と高圧の水流、そして専用洗剤の力を組み合わせて汚れを強力に分解します。これにより、油汚れやこびりつきはもちろん、肉眼では見えない雑菌までもしっかりと洗い流し、除菌効果も期待できます。手洗いよりもはるかに衛生的で、食器をピカピカに仕上げることができます。
食洗機の洗浄力を最大限に引き出す!正しい使い方
食洗機のメリットを最大限に活かすためには、いくつかのコツがあります。
1. 事前準備がカギ!残菜処理はしっかりと
- 大きな残飯は取り除く: 食べ残しや大きな固形物(骨、爪楊枝など)は、そのまま入れず必ず取り除きましょう。これらが庫内フィルターの目詰まりや故障の原因になることがあります。
- ひどい油汚れは軽く拭き取る: カレーやミートソースなどの頑固な油汚れは、軽くキッチンペーパーなどで拭き取っておくと、他の食器への汚れ移りを防ぎ、よりきれいに洗い上がります。焦げ付きやこびりつきは、軽く水でふやかしておくと効果的です。
2. 食器の並べ方で仕上がりが変わる!
- 水が当たるように配置: 食洗機は下から噴射される水流で洗います。食器同士が重なったり、水が当たらない向きに置いたりすると、洗いムラができてしまいます。
- お皿は立てて、汚れの面が手前や下向きになるように配置します。
- お椀やコップは伏せて、開口部が下向きになるように置きます。
- 箸やカトラリーは、専用のカゴにまとめて、水流が当たるようにバラバラに入れます。
- 種類ごとにまとめる: 同じ種類のお皿やコップをまとめて置くと、効率よく収納でき、水流も届きやすくなります。
- 無理に詰め込みすぎない: たくさん入れたい気持ちはわかりますが、詰め込みすぎると水流の通り道がふさがれてしまい、洗浄力が落ちます。食器と食器の間に適度な空間を作りましょう。
3. 食洗機用洗剤の選び方と適量
- 必ず専用洗剤を使う: 手洗い用の食器用洗剤は泡立ちが良すぎるため、食洗機に入れると泡が大量発生し、故障の原因になります。必ず食洗機専用洗剤を使用しましょう。
- 洗剤の適量: 少なすぎると汚れが落ちにくく、多すぎると洗剤残りや食器のくもりにつながります。パッケージに記載されている使用量を守りましょう。
4. 定期的なお手入れで清潔を保つ
- フィルターの掃除: 庫内の下にある残菜フィルターには、洗い流された食べカスが溜まります。週に1回を目安にフィルターを取り外し、水洗いしてきれいにしましょう。
- 庫内の掃除: 半年に1回程度、食洗機用の庫内クリーナーを使用したり、クエン酸を使って空運転したりすることで、庫内の水アカや洗剤カスを除去し、清潔に保てます。
食洗機に入れるとNGなもの・注意が必要なもの
食洗機は便利ですが、中には入れない方が良い食器や調理器具もあります。
- 木製の食器・カトラリー: 乾燥で割れたり、変形したりする可能性があります。
- 漆器: 漆が剥がれたり、光沢が失われたりすることがあります。
- アルミ製のもの: 変色したり、腐食したりする可能性があります。
- クリスタルグラス・カットグラス: 高温で劣化したり、曇ったりすることがあります。
- 金・銀彩の食器: 絵柄が剥がれたり、変色したりする可能性があります。
- テフロン加工のフライパンなど: コーティングが剥がれやすくなることがあります。
- 高温に弱いプラスチック製品: 変形する恐れがあります。耐熱温度表示を確認しましょう。
迷った場合は、食器の取扱説明書を確認するか、手洗いするのが安心です。
まとめ
食洗機は、ただ楽をするためだけの家電ではありません。節水・節約効果に加え、手洗いでは難しい高い洗浄力と衛生面のメリットを兼ね備えています。
今回ご紹介した「事前準備」「正しい並べ方」「専用洗剤の活用」「定期的なお手入れ」のポイントを押さえることで、食洗機の性能を最大限に引き出し、毎日の食後をさらに快適でクリーンなものにできるでしょう。
ぜひ今日から、食洗機を賢く使いこなして、家事の負担を減らし、ゆとりのある時間を作り出してくださいね。