「添い乳」でうまく飲めない…?コツと楽なやり方で、もっと心地よい授乳タイムを!
夜間の授乳や、ママが少しでも体を休めたい時に便利な「添い乳」。赤ちゃんが隣でスヤスヤ眠りながらおっぱいを飲んでくれる姿は、ママにとって至福のひとときですよね。でも、「なんだか赤ちゃんがうまく飲めていないみたい…」「体が痛くなっちゃう…」と、添い乳に苦手意識を持っているママもいらっしゃるかもしれません。
今回は、そんな添い乳のお悩みを解決するための「コツ」と「楽なやり方」をたっぷりご紹介します。ママも赤ちゃんも心地よく、もっと添い乳の時間を楽しめるようになりますよ!
「添い乳」の魅力って?ママと赤ちゃんに嬉しいメリット
添い乳は、単に楽な授乳方法というだけでなく、ママと赤ちゃん双方にたくさんのメリットがあるんです。
- ママの体への負担が少ない: 特に夜間の授乳で、毎回起き上がってお座り授乳をするのは大変ですよね。添い乳なら横になったまま授乳できるので、ママの体力消耗を抑え、睡眠時間を確保しやすくなります。
- 赤ちゃんの安心感: ママの温もりを感じながらおっぱいを飲めるため、赤ちゃんは深い安心感を得られます。これは、赤ちゃんの精神的な安定にも繋がります。
- 寝かしつけがスムーズに: 授乳しながら眠りにつく赤ちゃんも多く、そのまま寝かしつけができるため、夜間の寝かしつけが格段に楽になります。
- 母乳育児の継続に繋がる: ママの負担が減ることで、母乳育児を長く続けやすくなるという側面もあります。
「うまく飲めない…」添い乳でよくあるお悩みと原因
せっかくメリットの多い添い乳ですが、実際にやってみると「あれ?」と感じることも。よくあるお悩みと、その原因を見ていきましょう。
- 赤ちゃんが深く吸えていない:
- 原因: 赤ちゃんの体がママから離れすぎている、あるいは体がねじれている、ママのおっぱいが張っていて飲みにくいなど。浅い吸い付きは、赤ちゃんがお腹いっぱいにならなかったり、ママの乳首が痛くなったりする原因になります。
- ママの体が痛い・疲れる:
- 原因: ママの体勢が不安定、腕や首に力が入りすぎている、クッションなどの補助が足りていないなど。無理な体勢で続けると、肩こりや腰痛の原因になります。
- 赤ちゃんが途中で寝てしまう:
- 原因: 添い乳の安心感から、深い眠りに入ってしまう赤ちゃんもいます。うまく飲めないうちに寝てしまい、結果的に授乳間隔が短くなることも。
- 呼吸がしにくそうに見える:
- 原因: 赤ちゃんの顔がおっぱいに埋もれすぎている、枕や布団が顔にかかっているなど。安全面で不安を感じるケースです。
これで解決!添い乳がもっと楽になる「体勢のコツ」と「補助アイテム」
添い乳を成功させるには、ママと赤ちゃんの「体勢」が重要です。いくつかポイントを押さえるだけで、驚くほど楽になりますよ!
1. ママの体勢のコツ
- 横向きに寝る: ママは横向きになり、体の下に腕を入れて枕代わりにします。この時、腕がしびれないように、薄手のクッションなどを挟むのもおすすめです。
- 体を一直線に: 頭からお尻、足までが一直線になるように意識しましょう。体がねじれていると、腰や背中に負担がかかります。
- 軽く体をひねる: 上の肩(背中側)を少し後ろに引くように軽く体をひねると、おっぱいが下がり、赤ちゃんが吸いやすくなります。
2. 赤ちゃんの体勢のコツ
- 体全体をママに向ける: 赤ちゃんの頭だけでなく、体全体がママの方を向くように寝かせましょう。赤ちゃんのおへそがママのおへそを向くようなイメージです。
- 口がおっぱいと「一直線」: 赤ちゃんの口がママのおっぱいと一直線になるように、高さを調整します。
- 抱き枕やクッションで補助:
- 赤ちゃんの背中に: 赤ちゃんの背中に抱き枕やクッションを置くと、体が安定し、ママの方へ向きやすくなります。
- ママの背中や膝の下に: ママの背中にクッションを挟むと、体のひねりが楽になります。膝の下に挟むと、腰への負担が軽減されます。
- 赤ちゃんの頭の下にはNG: 赤ちゃんの頭の下に枕などを置くと、呼吸がしにくくなる可能性があるため避けましょう。
3. 「飲み始め」のサポートが重要!
添い乳で赤ちゃんがうまく吸い付けない時、最初だけママが少しサポートしてあげましょう。
- 乳首を赤ちゃんの鼻先に: 乳首を赤ちゃんの鼻先に近づけ、口を大きく開けたら、おっぱいごと口に深く含ませるように誘導します。
- 指で乳房をサポート: ママの手で乳房を軽く挟んで、乳輪部分が赤ちゃんの口に深く入るようにサポートしてあげると、飲みやすくなります。
添い乳を「安全に」行うための大切な注意点
添い乳はママの負担を減らす便利な方法ですが、安全を最優先に行うことが何よりも大切です。
- 赤ちゃんが窒息しないように:
- 赤ちゃんの顔がおっぱいや布団、枕に埋もれていないか、常に確認しましょう。
- 柔らかすぎる布団や枕、タオルなどは避け、硬めのマットレスの上で行うのが望ましいです。
- ママの腕などで赤ちゃんの口元が塞がれていないか注意しましょう。
- ママが寝落ちしない工夫:
- 疲労困憊の時は、無理に添い乳にこだわらず、起き上がって授乳する、パートナーに助けを求めるなどの選択肢も考えましょう。
- 授乳後、赤ちゃんが寝たらベビーベッドや布団へ移動させる習慣をつけるのも良いでしょう。
- 周りに危険なものがないか確認:
- 赤ちゃんの周囲に、顔にかかる可能性のあるもの(毛布、タオル、コード類など)がないか確認しましょう。
- 飲みすぎ防止:
- 添い乳は赤ちゃんが飲みすぎやすい傾向があると言われています。おっぱいの張り具合や赤ちゃんの様子を見ながら、適度なところで切り上げることも大切です。
まとめ:添い乳を味方につけて、快適な授乳ライフを!
添い乳は、ママと赤ちゃんにとって、心身ともにメリットの多い授乳方法です。もし今うまくできていないと感じていても、ちょっとしたコツや補助アイテムを活用することで、きっと楽に、そして心地よく行えるようになるはずです。
何よりも大切なのは、ママと赤ちゃんが安全に、そしてリラックスして過ごせること。無理なく、自分に合った方法で授乳タイムを楽しみ、貴重な親子の時間を大切にしてくださいね!