【あきらめないで！】洋服についたガム、固まったら洗濯で取れる？完全攻略法と「困った！」ときの最終手段
「うっかりガムを洋服につけちゃった…」「洗濯しちゃったけど、全然取れない…」「もう捨てなきゃダメかな…」
洋服についたガム、特に乾燥して固まってしまったガムは、本当に厄介ですよね。無理に剥がそうとすると生地を傷めてしまったり、べたつきが広がったりして、途方に暮れてしまうことも。
でも、ちょっと待ってください！ガムが固まってしまっても、諦めるのはまだ早いです。実は、ご家庭にある身近なアイテムを使って、きれいに取り除く方法がたくさんあります。
このガイドでは、洋服についたガムの取り方を、**「固まる前」と「固まった後」**に分けて徹底解説。さらに、洗濯後の「困った！」にも対応する最終手段まで、具体的な手順でご紹介します。これであなたもガムトラブルの達人に！
ガムがついてしまったら、まずは冷静に！
洋服にガムがついてしまったら、焦って無理に剥がそうとしないことが大切です。無理に引っ張ると、ガムが繊維の奥に入り込んでしまったり、生地が伸びたり破れたりする原因になります。まずは落ち着いて、ガムの状態を確認しましょう。
【緊急対処法】ガムが固まる前の「べたべた」を撃退！
ガムがついて間もない、まだべたつきが残っている状態なら、比較的簡単に取り除くことができます。
1. 氷で冷やし固める！
最もポピュラーで効果的な方法です。
用意するもの: 氷、ビニール袋（またはラップ）
手順:
- ガムの上に、ビニール袋に入れた氷、またはラップで包んだ氷を乗せます。
- ガムがカチカチに固まるまで、数分間しっかりと冷やします。（生地が濡れないよう注意）
- ガムが固まったら、ヘラや定規、使い古しの歯ブラシなどで、ガムを削り取るように剥がします。力を入れすぎず、優しく行いましょう。
- 残ったべたつきは、後述の油分やアルコールを使った方法で対処します。
2. ガムテープでペタペタ！
まだ柔らかいガムなら、ガムテープの粘着力を利用するのも手です。
用意するもの: ガムテープ（布製がおすすめ）
手順:
- ガムの上にガムテープをしっかりと押し付けます。
- 一気に剥がします。これを数回繰り返すと、ガムがテープに移り取れていきます。
- 完全に除去できない場合は、他の方法と組み合わせましょう。
【最終兵器！】固まったガムをきれいに取る方法
すでに固まってしまったガムや、氷で取れきれなかったべたつきには、さらに強力なアイテムが役立ちます。
1. 油分（クレンジングオイル・バターなど）で溶かす！
意外かもしれませんが、油分はガムの粘着成分を分解する働きがあります。
用意するもの: クレンジングオイル、バター、マーガリン、食用油など、いらない布やティッシュ
手順:
- ガムの上に、クレンジングオイルやバターなどを少量塗布します。
- 5分～10分ほど放置し、ガムが柔らかくなるまで待ちます。
- いらない布やティッシュで、ガムを拭き取るように剥がします。
- ガムが取れたら、残った油分は食器用洗剤などを少量つけて優しくもみ洗いし、通常通り洗濯します。
注意点: 油分が生地にシミとして残る可能性があるので、目立たない場所で試してから行うか、油汚れに強い洗剤で丁寧に洗いましょう。シルクやウールなどのデリケートな素材には不向きな場合があります。
2. エタノール・除光液（アセトン入り）で溶かす！
アルコールやアセトンも、ガムの粘着成分を溶かす効果があります。
用意するもの: 消毒用エタノール、アセトン入り除光液、いらない布やティッシュ
手順:
- いらない布にエタノールや除光液を少量含ませます。
- ガムに布を軽く押し当てて、ガムを溶かすようにトントンと叩きます。
- ガムが柔らかくなってきたら、ヘラなどで優しく剥がします。
- 残ったべたつきは、新しい布にエタノールなどを含ませて拭き取ります。
- 最後に、通常通り洗濯します。
注意点: 除光液のアセトンは、生地によっては色落ちや変色、溶解を起こす可能性があります。必ず目立たない場所で試してから使用してください。特に、合成繊維（アセテート、トリアセテートなど）やプリント部分には絶対に使用しないでください。エタノールは比較的安全ですが、こちらも色落ちの可能性はゼロではないため、試してからが安心です。換気を十分に行い、火気には注意してください。
3. 洗剤の力で分解！
食器用洗剤や液体洗濯洗剤も、油分や粘着物を分解する効果があります。
用意するもの: 食器用洗剤または液体洗濯洗剤、歯ブラシ、いらない布
手順:
- ガムの上に、原液の洗剤を少量直接塗布します。
- 数分間放置し、ガムに洗剤を浸透させます。
- 使い古しの歯ブラシで、ガムをこするように優しく掻き取ります。
- ガムが取れたら、通常通り洗濯します。
注意点: 生地を傷めないよう、強くこすりすぎないようにしましょう。
「洗濯しちゃった！」固まったガムは洗濯で取れる？
一度洗濯してしまったガムは、熱でさらに繊維に固着してしまい、取り除くのが難しくなることがあります。
「洗濯で取れる？」という質問に対しては、**「直接洗濯機で洗っただけでは、ほとんどの場合取れない」**が答えになります。むしろ、洗濯槽の中で溶けて他の洗濯物にもガムが移ってしまう可能性があるため、ガムがついたまま洗濯機に入れるのは避けるべきです。
もし洗濯してしまった後でも、上記の「固まったガムをきれいに取る方法」（特に油分やエタノール・除光液）を試してみてください。ただし、熱で固着している分、少し時間がかかったり、何度か繰り返す必要があるかもしれません。
【それでも取れない！】最終手段とプロの力を借りる
上記のどの方法を試してもガムが取れない、または大切な洋服で失敗したくない場合は、以下の方法を検討しましょう。
1. もう一度、諦めずに試してみる！
特に固着がひどい場合は、同じ方法を根気強く、複数回試してみることが大切です。氷でしっかり冷やしてから油分で溶かす、といったように、複数の方法を組み合わせてみるのも効果的です。
2. ドライヤーで温めて剥がす（最終手段）
これは非常にリスクが高い方法であり、生地の素材によってはガムがさらに溶けて広がる、焦げ付く、変質するなどの危険性があるため、自己責任で行う必要があります。特に、化学繊維やデリケートな素材には絶対に行わないでください。
用意するもの: ドライヤー、いらない布や紙
手順:
- ガムにドライヤーの温風を当て、ガムを柔らかくします。
- 柔らかくなったら、いらない布や紙で、熱いうちに素早くガムを吸い取ります。
- 冷えて固まる前に作業を終えることが重要です。
3. クリーニングのプロに相談する！
これが最も確実で安全な方法です。専門のクリーニング店では、ガムの種類や生地の素材に合わせた専用の溶剤や技術を持っています。無理に自分でやろうとして生地を傷める前に、一度相談してみることを強くおすすめします。特に、高価な衣類や、色柄が複雑なもの、デリケートな素材のものは、迷わずプロに任せましょう。
まとめ：ガムの汚れは焦らず、適切な方法で！
洋服にガムがついても、すぐに諦める必要はありません。
- 固まる前なら「氷で冷やす」か「ガムテープ」で対処。
- 固まった後でも「油分」「エタノール」「除光液」「洗剤」でアプローチ可能。
- 洗濯してしまっても、焦らず上記の方法を試す。
- 最終的にはクリーニングのプロに相談！
これらの方法を覚えておけば、いざという時も冷静に対処できるはずです。大切な洋服を長く愛用するためにも、ぜひこの情報を活用してくださいね！