ギガ・テラの次は?知らないと損するデータ容量の巨大単位!由来は何語?
「スマホのギガが足りない!ってよく聞くけど、その上の単位って何?」
「テラってすごく大きいイメージだけど、その先ってあるの?」
私たちの日常生活にすっかり溶け込んでいる「ギガ」や「テラ」という言葉。スマートフォンのデータ容量や、パソコンのストレージ(保存容量)などで当たり前のように使われていますが、これらの単位の先に、さらに大きな単位があるのをご存知でしょうか?
そして、これらの単位が一体何語を由来としているのか、気になったことはありませんか?
今回は、「ギガ」や「テラ」のさらに上のデータ容量単位を、その読み方や意味、そして興味深い語源まで徹底的に解説していきます! これを読めば、あなたはデータ容量のプロフェッショナルになれるはずです。
ギガ・テラの「上」の単位はこれだ!
データ容量の単位は、国際単位系(SI)で定められた接頭辞(プレフィックス)を使って表されます。これは「〇〇倍」という大きさを表す言葉で、私たちが普段使うメートル(m)やグラム(g)などにも使われています。
ギガ(G:Giga)の次!「テラ(T:Tera)」
まず、おさらいとして「ギガ」の次に来るのが「テラ(T:Tera)」です。
1テラバイト(TB) = 1,000ギガバイト(GB)
パソコンのストレージなどでよく見かけますね。
テラのさらに上!「ペタ(P:Peta)」
テラの次に来るのが「ペタ(P:Peta)」です。
1ペタバイト(PB) = 1,000テラバイト(TB)
ペタバイトの領域になると、一般的な個人が扱うデータ量を超え、大規模なデータセンターや研究機関などで使われる単位になります。
ペタのさらに上!「エクサ(E:Exa)」
ペタの次に来るのが「エクサ(E:Exa)」です。
1エクサバイト(EB) = 1,000ペタバイト(PB)
エクサバイトは、もはや国家レベルやグローバルなクラウドサービスが扱うような、途方もない量のデータを指します。インターネット上の全データ量を表す際に使われることもあります。
エクサのさらに上!「ゼタ(Z:Zetta)」
エクサの次に来るのが「ゼタ(Z:Zetta)」です。
1ゼタバイト(ZB) 1,000エクサバイト(EB)
想像を絶するデータ量ですね。
ゼタのさらに上!「ヨタ(Y:Yotta)」
そして、ゼタのさらに上には「ヨタ(Y:Yotta)」があります。
1ヨタバイト(YB) = 1,000ゼタバイト(ZB)
ヨタバイトは現在、国際単位系で定められている最大の接頭辞です。これ以上のデータ量を表す単位は、まだ公式には決められていません。
それぞれの単位は「何語」が由来?
これらの巨大なデータ容量単位の名称は、実はほとんどがギリシャ語やラテン語に由来しています。その語源を知ると、それぞれの単位が持つ「大きさ」のイメージがより鮮明になりますよ。
ギガ(Giga:G)
由来: ギリシャ語で「巨人」を意味する「ギガス(gigas)」
イメージ: 巨大なデータ、という意味が込められています。
テラ(Tera:T)
由来: ギリシャ語で「怪物」や「驚異」を意味する「テラス(teras)」
イメージ: ギガよりもさらに大きく、驚くほどのデータ量、というニュアンスです。恐竜の「ティラノサウルス」も同じ語源です。
ペタ(Peta:P)
由来: ギリシャ語で「5」を意味する「ペンテ(pente)」に由来すると考えられています。これは、10の15乗(1の後に0が15個)という数字が、キロ(10の3乗)から数えて5番目に出てくる「3桁の塊」だから、という説があります。
イメージ: 巨大な塊、といった感じです。
エクサ(Exa:E)
由来: ギリシャ語で「6」を意味する「ヘクサ(hexa)」
イメージ: ペタと同様に、10の18乗(1の後に0が18個)が「3桁の塊」の6番目だから、という説が有力です。
ゼタ(Zetta:Z)
由来: ギリシャ語で「7」を意味する「ヘプタ(hepta)」
イメージ: 同様に10の21乗(1の後に0が21個)が「3桁の塊」の7番目だから、という説があります。アルファベットの「Z」から始まる単語として作られました。
ヨタ(Yotta:Y)
由来: ギリシャ語で「8」を意味する「オクトー(okto)」
イメージ: 同様に10の24乗(1の後に0が24個)が「3桁の塊」の8番目だから、という説があります。アルファベットの「Y」から始まる単語として作られました。
単位のルール:「ビット」と「バイト」も知っておこう
データ容量の単位を理解する上で、最小単位である「ビット(bit)」と、その集合体である「バイト(byte)」の関係も知っておくと便利です。
ビット(bit): コンピューターが扱う最小の情報の単位で、「0」か「1」のどちらかを表します。
バイト(byte): 8つのビットが集まったもので、アルファベット1文字や数字1文字を表すのに使われます。
これらの単位が基本となり、私たちが普段目にするKB(キロバイト)、MB(メガバイト)、GB(ギガバイト)、TB(テラバイト)などの大きな単位に繋がっていくのです。
まとめ:データ容量の未来は、さらに巨大な単位へ!
ギガ、テラのさらに上には、ペタ、エクサ、ゼタ、ヨタという単位が存在し、そのほとんどがギリシャ語を由来としていることが分かりました。それぞれの名称には、「巨人」や「怪物」といった、その巨大さを表す意味合いが込められています。
私たちが日々生み出すデータ量は、スマートフォンの高画質写真や動画、クラウドサービスの普及によって、今後も増え続けることが予想されます。それに伴い、これらの巨大なデータ容量単位が、さらに身近なものになっていくかもしれませんね。
今回ご紹介した知識が、あなたのデジタルライフをより豊かにするきっかけになれば幸いです。