飛行機に持ち込めない?!これだけは知っておきたい危険物リストと対処法:出発前の最終確認ガイド!
「せっかくの旅行なのに、空港で荷物の中身を指摘されて出発が遅れた…」「これ、機内に持ち込めるの?預ける荷物ならOK?」
飛行機に乗る際、特にLCC(格安航空会社)を利用する際などは、手荷物のルールに悩むことってありますよね。特に「危険物」に関しては、知らないうちに持ち込んでしまって、せっかくのフライトが台無しになってしまう可能性も…。
ご安心ください!この記事では、飛行機への持ち込みや預け入れが制限されている「危険物」について、具体的なリストと、もし見つかってしまった場合の対処法をわかりやすく解説します。出発前の最終確認として、ぜひこの記事をチェックして、スマートで安心な空の旅を楽しみましょう!
1.なぜ「危険物」が制限されるの?安全な空の旅のために!
飛行機は、高度の高い場所を高速で飛行します。地上とは異なる特殊な環境のため、ちょっとしたものでも大きな事故につながる可能性があります。例えば、圧力の変化で爆発したり、発火したりする危険性があるものは、厳しく制限されているんです。
私たちは安全な空の旅を楽しむために、これらのルールを理解し、協力することが求められています。
2.要注意!飛行機に持ち込めない(預けられない)危険物リストと対処法
では、具体的にどんなものが「危険物」として制限されているのでしょうか?「機内持ち込み」と「預け入れ(受託手荷物)」でルールが異なるものも多いので、それぞれの区分で詳しく見ていきましょう。
【発火・爆発の危険があるもの】
これらは特に厳しく制限されています。
花火、クラッカー、着火剤、漂白剤、液体燃料(ガソリン、灯油など)
機内持ち込み: NG
預け入れ: NG
対処法: 絶対に持ち込まないでください。 空港のゴミ箱に捨てる、自宅に置いてくるなど、出発前に確実に手放しましょう。
【高圧ガスを含むもの】
スプレー缶など、圧力がかかっているものは注意が必要です。
カセットコンロ用ガスボンベ、キャンプ用ガス、ダイビング用ボンベ、除草剤スプレー、潤滑油スプレーなど
機内持ち込み: NG
預け入れ: NG
対処法: ほとんどのタイプが持ち込み・預け入れともに禁止です。代替品を探すか、現地で購入することを検討しましょう。
ヘアスプレー、制汗スプレー、消臭スプレー(化粧品・医薬品扱い)
機内持ち込み: 1容器0.5kg/0.5L以下、1人2kg/2LまでならOK(国際線は液体物制限あり)
預け入れ: 1容器0.5kg/0.5L以下、1人2kg/2LまでならOK
対処法: 少量であれば持ち込み・預け入れともに可能です。ただし、国際線は「液体物の制限(100mlルール)」も適用されるので注意が必要です。
消火器、ライフジャケット(ガスが充填されたもの)
機内持ち込み: NG(一部、航空会社の許可があればOKの場合あり)
預け入れ: NG(一部、航空会社の許可があればOKの場合あり)
対処法: 特殊なケースなので、必ず事前に航空会社に確認が必要です。
【リチウムイオンバッテリーを含む電子機器】
スマートフォンやノートパソコン、モバイルバッテリーなど、私たちの生活に欠かせないものですが、発火の危険性があるためルールがあります。
スマートフォン、ノートパソコン、タブレット、デジタルカメラなどの本体
機内持ち込み: OK
預け入れ: OK(ただし、電源を切る、保護するなどの対策が必要。破損や発火の可能性があるものはNG)
対処法: 預け入れも可能ですが、紛失や破損のリスクを考えると、機内持ち込みがおすすめです。
モバイルバッテリー、予備バッテリー
機内持ち込み: OK(ワット時定格量:Whによる制限あり。160Wh超はNG。100Wh以下は個数制限なし、100Wh超160Wh以下は2個までが目安)
預け入れ: NG
対処法: 必ず機内持ち込みにしましょう。 空港の保安検査で預け入れ荷物に入っているのが見つかると、取り出すために時間がかかってしまいます。
充電式のヘアアイロン(リチウムイオンバッテリー内蔵)
機内持ち込み: OK(バッテリーが取り外しできるものは取り外せばOK、できないものはNGの場合も)
預け入れ: NG
対処法: 機内持ち込みが基本です。取り外し可能なバッテリーは外しておくなど、指示に従いましょう。ガス式のヘアアイロンは持ち込み・預け入れともにNGです。
【刃物類】
防犯上の理由から厳しく制限されています。
ハサミ(刃渡り6cm未満、先端が尖っていないもの)、T字カミソリ、眉毛切りハサミ、爪切り、毛抜き
機内持ち込み: OK
預け入れ: OK
対処法: 小さなものであれば機内持ち込み可能ですが、心配な場合は預け入れが安全です。
ナイフ、カッター、包丁、ハサミ(刃渡り6cm以上または先端が尖っているもの)、カミソリ(刃が剥き出しのもの)
機内持ち込み: NG
預け入れ: OK
対処法: 必ず預け入れ手荷物に入れましょう。機内持ち込みで見つかると没収されます。
ゴルフクラブ、バット、スケートボード、釣り竿など
機内持ち込み: NG(凶器とみなされる可能性があるため)
預け入れ: OK
対処法: スポーツ用品は基本的には預け入れ手荷物として運びましょう。
【液体物(国際線のみ厳格な制限)】
国際線を利用する際は、液体の持ち込みルールが非常に厳しくなります。
飲料、化粧水、香水、歯磨き粉、ジェル、クリームなど
機内持ち込み: 各容器が100ml(g)以下であること。それらの容器を1リットル以下の透明なジッパー付きプラスチック袋(縦横の合計が40cm以内が目安)にまとめて入れること。1人1袋まで。
預け入れ: 特に制限なし(ただし、引火性のあるものなどは除く)
対処法: 国際線を利用する際は、必ず「100mlルール」を厳守しましょう。保安検査で引っかかりやすい項目なので、事前にしっかり準備してください。
医薬品、ベビーミルク/ベビーフード(搭乗中に必要な分)、特別な制限食
機内持ち込み: 上記の「100mlルール」の対象外となる場合がありますが、医師の診断書や処方箋、またはその旨を説明できるものが必要な場合があります。
対処法: 事前に航空会社に確認し、必要な書類を準備しましょう。
3.もし危険物が見つかってしまったら?焦らず冷静に対処!
保安検査場で危険物が見つかってしまうと、係員に呼び止められ、中身の確認を求められます。もしもの時のために、冷静な対処法を知っておきましょう。
係員の指示に従う: まずは、係員の指示に落ち着いて従いましょう。なぜ持ち込みができないのか、どうすれば良いのかを説明してくれます。
廃棄か、預け入れへ変更か:
持ち込み・預け入れともにNGの物: その場で廃棄するしかありません。諦めて手放しましょう。
預け入れならOKの物: その場で預け入れ手続き(追加料金が発生する場合あり)を行うか、同行者がいれば預かってもらうなどの方法があります。ただし、時間がかかるため、フライトに間に合わなくなる可能性も。
出発前に再確認!: やり取りで時間を取られると、フライトに遅れてしまうリスクがあります。やはり一番良いのは、出発前に危険物がないか、ルール通りか、最終チェックをしっかり行うことです。
まとめ:安全な旅は「知る」ことから!出発前の最終チェックで安心フライト!
飛行機に持ち込めない危険物リストは、少し複雑に感じるかもしれませんが、あなたの安全な旅を守るための大切なルールです。
発火・爆発の危険があるものは絶対にNG!
モバイルバッテリーは必ず機内持ち込み!
国際線の液体物は「100mlルール」を厳守!
刃物類は預け入れ手荷物へ!
出発前には、ぜひこのガイドを参考に、荷物の最終確認を行ってくださいね。事前にきちんと準備をしておくことで、空港でのスムーズな手続きと、心置きなく楽しめる快適な空の旅が待っていますよ!良い旅を!