結婚式のお車代、誰にいくら渡す?失礼のないマナーと渡し方を徹底解説!
結婚式準備中の皆さん、「お車代」のことで頭を悩ませていませんか?「誰に渡すのが正解?」「いくら包めばいいの?」「渡すタイミングはいつがいい?」など、疑問や不安は尽きませんよね。
お車代は、ゲストへの感謝の気持ちを伝える大切な心遣いです。しかし、渡し方や金額を間違えてしまうと、かえって失礼にあたってしまうことも。
この記事では、結婚式のお車代に関するあらゆる疑問を解決!お車代を渡すべき相手から、適切な金額の相場、そして失礼のない渡し方まで、あなたが安心して結婚式当日を迎えられるよう、知っておきたいマナーのすべてを詳しく解説していきます。これで、ゲストも新郎新婦も気持ちよく一日を過ごせますよ!
結婚式のお車代って何?なぜ渡すの?
お車代とは、遠方から結婚式に駆けつけてくれたゲストや、特別な役割をお願いした方に対して、交通費や宿泊費の一部、または全額を負担する目的で贈るお金のことです。
これは、ゲストが新郎新婦のために時間と費用をかけて来てくださったことへの感謝と、負担を軽減したいという心遣いの気持ちを表します。お祝いに来てくださるゲストへの「おもてなし」の一つと考えると分かりやすいでしょう。
誰に渡すべき?お車代を渡す「対象者」と目安金額
お車代を渡す主な対象者は以下の通りです。それぞれ、金額の目安とポイントもご紹介します。
1. 遠方からのゲスト(友人・親族)
【対象者】: 遠方(目安として片道100km以上、または公共交通機関で片道1時間半~2時間以上かかる距離)から来てくださるゲスト。
【金額の目安】:
交通費の半額〜全額: 飛行機や新幹線、高速料金など、実際にかかる交通費の半額から全額を負担するのが一般的です。
宿泊費の有無: 宿泊を伴う場合は、宿泊費も負担するか、一部補助を検討しましょう。
キリの良い金額: ぴったりではなく、キリの良い金額(例:5,000円、10,000円、30,000円など)に調整するのがスマートです。
親族の場合: 親族間での慣習がある場合は、それに従うのが一番です。事前に両親と相談しておきましょう。
【ポイント】:
事前に確認: 交通手段や宿泊の有無を事前に確認し、大まかな交通費を把握しておきましょう。
親族は両家で相談: 親族へのお車代は、新郎側・新婦側でそれぞれ対応するのが基本ですが、両家で金額のバランスや渡し方について事前に相談しておくと安心です。
2. 主賓(しゅひん)や乾杯の挨拶をしてくれる人
【対象者】: 結婚式の披露宴で主賓として祝辞を述べてくださる方や、乾杯の音頭を取ってくださる方。
【金額の目安】:
10,000円〜30,000円: 役割の重要度に応じて、相場は異なります。目上の方にお願いすることが多いため、失礼のない金額を包みましょう。
交通費+お礼の気持ち: 交通費が別途発生する場合は、交通費に加えてお礼の意味も込めて多めに包むのが一般的です。
【ポイント】:
依頼時にお礼を伝える: 依頼する際に、当日のお礼とともにお車代を用意する旨を伝えておくとスマートです。
新郎新婦で相談: どちらのゲストであっても、新郎新婦で金額を相談し、バランスを取りましょう。
3. 受付や余興、スピーチなど特別な役割をお願いした友人
【対象者】: 受付係、余興担当、友人代表スピーチ、二次会の幹事など、結婚式で特別な役割をお願いし、時間や労力をかけてくれた友人。
【金額の目安】:
3,000円〜10,000円: 役割の内容や拘束時間、準備にかかる手間などを考慮して決めましょう。
別途プレゼントも検討: 金額だけでなく、ちょっとしたプレゼント(お菓子など)を添えるのも喜ばれます。
【ポイント】:
現金以外も検討: 若い友人であれば、現金ではなく、ギフトカードや商品券、後日食事をごちそうするなどの形でも感謝を伝えることができます。
役割によって差をつける: 受付や幹事など、役割によって負担が異なる場合は、金額に差をつけても問題ありません。
4. その他(カメラマン、司会者など外部業者ではない知人・友人)
【対象者】: プロの業者ではなく、知人や友人にカメラマンや司会、ヘアメイクなどをお願いした場合。
【金額の目安】:
プロへの依頼料金を参考に、半額〜全額程度: プロに依頼した場合の相場を参考に、それに準じた金額を包むのが丁寧です。
別途お礼の品や食事: 金額に加えて、形に残るプレゼントや、後日食事をごちそうするなど、感謝の気持ちを伝える機会を設けましょう。
【ポイント】:
依頼時に相談: 依頼する際に、謝礼について相談し、相手の負担にならないように配慮しましょう。
いつ渡す?失礼のない「渡し方」のスマートなマナー
お車代を渡すタイミングや方法も、非常に重要です。
1. 渡すタイミング
受付担当者から: 結婚式当日の受付で、受付担当者から渡してもらうのが最も一般的でスムーズです。その際、「新郎新婦からです」と一言添えてもらうようお願いしておきましょう。
親から: 主賓や親族など、目上の方へのお車代は、新郎新婦の両親から挨拶を兼ねて渡してもらうのが丁寧です。特に、新郎新婦が忙しい結婚式当日は、両親に協力してもらうのが賢明です。
披露宴中・後: 余興やスピーチを終えた直後や、披露宴のお開き後など、タイミングを見て新郎新婦が直接渡す場合もあります。ただし、当日新郎新婦は忙しいため、事前に担当を決めておきましょう。
【NGな渡し方】:
披露宴の最中に大勢の前で渡す(目立ちすぎるとゲストが恐縮してしまうため)
ポチ袋や裸のまま渡す(非常に失礼にあたるため)
2. 渡し方のマナー
「御車代」と書かれたご祝儀袋に入れる:
蝶結びの水引: お車代は「何度あっても嬉しいこと」という意味合いを持つため、水引は「蝶結び」を選びましょう。
表書き: 水引の上に「御車代」と記載します。
名入れ: 水引の下に、新郎新婦それぞれの姓(連名)を書くか、新郎新婦どちらかの姓を記載します。
新札を用意: 新札を準備し、袋の表にお札の顔が来るように入れましょう。
渡す際は一言添える: 「本日は遠いところ、ありがとうございます」「ささやかですが、どうぞお納めください」など、感謝の気持ちを伝える言葉を添えて渡しましょう。
渡す人を決めておく: 誰が誰に渡すのかを事前に決めておき、当日はスムーズに渡せるように準備しておきましょう。
お車代に関するよくあるQ&A
Q. お車代を辞退されたらどうする?
A. 基本的には、相手の意向を尊重して辞退を受け入れます。しかし、どうしても感謝の気持ちを伝えたい場合は、後日、交通費と同等かそれ以上の金額の品物を贈るなどの形でお礼を伝えましょう。
Q. 渡すのを忘れてしまったら?
A. 結婚式後、できるだけ早く連絡を取り、郵送で送るか、直接会って渡すようにしましょう。その際、渡しそびれてしまったことへのお詫びの言葉を添えるのを忘れずに。
Q. お車代を渡すべきか迷うゲストがいる場合は?
A. 迷う場合は、渡しておく方が無難です。後で「渡しておけばよかった」と後悔するよりも、感謝の気持ちを伝える方が良いでしょう。
まとめ:感謝の気持ちを込めて、スマートにお車代を贈ろう!
結婚式のお車代は、ゲストへの感謝の気持ちを表す大切な機会です。誰に、いくらを、いつ、どのように渡すのか、事前にしっかり準備しておくことで、当日もスマートに、そして何よりもゲストに気持ちよく受け取ってもらえます。
この記事で解説したマナーとポイントを参考に、あなたが最高の結婚式を迎えられるよう、そしてゲストへの感謝の気持ちがしっかりと伝わるよう、お車代の準備を進めてくださいね!