八方除けで有名な「寒川神社」へ!ご利益・御祈祷・アクセスを徹底解説
神奈川県にある**寒川神社(さむかわじんじゃ)**は、全国でも珍しい「八方除(はっぽうよけ)」の御神徳で知られる神社です。地相・家相・方位・日柄など、あらゆる方角から降りかかる災難を取り除き、家業繁栄や福徳円満を招くと信仰されています。
この記事では、八方除とは何か、寒川神社で受けられる御祈祷の内容、気になる費用、そして現地へのアクセス方法まで、寒川神社への参拝を考えているあなたのために、詳しくご紹介します。
八方除(はっぽうよけ)とは?寒川神社のご利益の秘密
あらゆる災難を取り除く「八方除」
八方除とは、単に「厄除け」や「方位除け」といった特定の災難を除けるだけでなく、人生に降りかかるあらゆる災い、災難、禍事(わざわいごと)を取り除き、良い運気を呼び込むという、大変広範囲なご利益を指します。
具体的には、以下のような願い事に対応するとされています。
方位の吉凶: 引っ越し、旅行、転勤などで方位が気になる方。
地相・家相の心配: 新築、改築、土地の購入などで不安がある方。
厄年: 厄年にあたる方(八方除は厄年だけでなく、あらゆる災難に対応します)。
八方塞がり: 9年に一度巡ってくる「八方塞がり」の年に、物事がうまくいかないと感じる方。
開運招福: 日々の生活で良い運気を呼び込みたい方。
家業繁栄・福徳円満: 仕事や家庭の繁栄を願う方。
交通安全、身体安全、病気平癒、安産祈願など、個別の願い事にも対応しています。
「大難は小難に、小難は無難に、そして吉事は最大に」導いてくれる、人生の羅針盤のような御神徳と言われています。
なぜ寒川神社が八方除の守護神なのか?
寒川神社は、約1600年もの歴史を持つ、相模国の一之宮(いちのみや)です。古くから関八州(関東地方)の守護神、江戸をお護りする神社として、源頼朝や武田信玄、徳川家代々など、多くの歴史上の人物からも篤い信仰を集めてきました。
その御祭神である**寒川大明神(さむかわだいみょうじん)**が、全国唯一の八方除の守護神として知られており、その限りない恩恵を求めて、現在では全国各地から多くの参拝者が訪れています。社殿が南西を向いていることも、江戸の裏鬼門を守る役割と関連していると言われています。
寒川神社での八方除御祈祷について
寒川神社では、年中無休で八方除の御祈祷を受け付けています。
受付時間
午前8時から午後5時まで(午後5時までに受付を済ませてください)
ご祈祷の開始は午前8時30分からです。
お正月期間中は、特別体制となり受付開始時間が早まる場合がありますので、事前に公式サイトなどで確認しましょう。
予約について
御祈祷は基本的に予約不要です。当日、直接社務所(客殿の御祈祷受付所)で申し込みます。
御祈祷申込用紙は現地にも用意されていますが、事前に公式サイトからダウンロードして記入していくと、受付がスムーズに進みます。
ただし、遠方にお住まいの方や、病気などで来社が難しい方のために、郵送やオンラインでの御祈祷申し込みも可能です。
所要時間
ご祈祷自体の時間は約20分です。
受付から待機、ご祈祷、そしてお札やお守りを受け取るまで、全体で約1時間程度を見ておくと良いでしょう。
土日祝日や、お正月、連休などは大変混雑するため、待ち時間が長くなることがあります。比較的、午後の方がスムーズにご祈祷できる傾向があります。
初穂料(祈祷料)
御祈祷の初穂料は、5,000円から受け付けています。金額によって、授与されるお札やお守り、御神酒などの種類や数が異なります。祈祷の内容自体は同じです。
具体的な金額は、受付で相談することも可能です。ご自身の願い事や状況に合わせて、神職が適切な御祈願を案内してくれます。
寒川神社へのアクセス方法
寒川神社は、神奈川県高座郡寒川町宮山に位置しています。
電車の場合: JR相模線「宮山駅」下車、徒歩約5分です。JR相模線は、東海道本線「茅ヶ崎駅」や小田急線「海老名駅」で乗り換えが可能です。
車の場合: 圏央道「寒川南IC」または「海老名IC」からアクセスできます。広い駐車場が完備されていますが、土日祝日や特定日は混雑が予想されるため、時間に余裕を持つか、公共交通機関の利用も検討しましょう。
まとめ:人生の羅針盤となる「八方除け」の御神徳
寒川神社の八方除は、単なる厄除けにとどまらず、私たちの人生における様々な不安や困難を取り除き、未来を明るく照らしてくれる御神徳です。新しいことを始める時、人生の大きな転機を迎える時、あるいは日々の暮らしの中で「なんだかうまくいかないな」と感じる時など、人生の羅針盤として頼りにできる場所と言えるでしょう。
ぜひ一度、寒川神社を訪れて、その清々しい空気と歴史ある社殿に触れ、八方除の御祈祷を受けてみてはいかがでしょうか。きっと、心晴れやかに毎日を過ごせるはずです。