破傷風ワクチンは1回だけだと効果なし?疑問を分かりやすく解説!


「ケガをしたから破傷風ワクチンを打ったけど、1回だけで本当に大丈夫?」

「子どもの頃に打った覚えがあるけど、大人になってからは打ってないな…」

破傷風は、土の中にいる菌が傷口から体内に入り込むことで発症する、非常に怖い感染症です。破傷風を予防するにはワクチン接種が有効ですが、その回数や効果について、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、破傷風ワクチンの回数や効果について、分かりやすく解説します。


破傷風ワクチンの基本的な接種スケジュール

破傷風ワクチンは、一度打てば終わりではありません。効果を十分に得るためには、何度か接種する必要があります。

接種回数接種スケジュール(原則)
初回1回目
2回目初回から4週間後
3回目2回目から6か月〜18か月後

この3回の接種で、約10年間効果が持続すると言われています。この3回をきちんと接種することで、免疫がしっかりとつき、破傷風を予防できるのです。

破傷風ワクチンを1回だけ打った場合の効果は?

では、破傷風ワクチンを1回だけ接種した場合はどうなるのでしょうか?

結論から言うと、1回だけでは十分な効果は期待できません。

1回目の接種で体内に抗体は作られますが、その効果は一時的なものです。時間の経過とともに抗体は減少してしまい、破傷風菌に対する十分な防御力がなくなってしまいます。

特に、2回目や3回目を打ち忘れてしまったという方もいるかもしれません。そのような場合は、できるだけ早く2回目、3回目の接種を医療機関に相談しましょう。たとえ間隔が空いてしまっても、最初からやり直す必要はなく、続きから接種することができます。

大人の破傷風ワクチン接種は必要?

子どもの頃に予防接種を受けた方も、大人になってからは受けていないというケースがほとんどではないでしょうか。

破傷風ワクチンの効果は約10年間持続すると言われています。そのため、最後に接種してから10年以上経っている場合は、追加接種(ブースター接種)が推奨されます。

特に、以下のような方は追加接種を検討しましょう。

  • 最後に接種してから10年以上経っている

  • 土を扱う仕事や趣味(ガーデニングなど)がある

  • 海外渡航の予定がある

  • 大きなケガをして、傷口が汚れている

破傷風は、日常生活でもかかる可能性のある感染症です。万が一に備えて、大人になってからの接種も検討することをおすすめします。

まとめ:破傷風ワクチンは複数回接種が基本!

  • 破傷風ワクチンは1回だけでは十分な効果は期待できない

  • 効果を十分に得るためには、原則として3回の接種が必要

  • 大人は、最後の接種から10年以上経っている場合、追加接種が推奨される

破傷風は治療が難しく、重篤な後遺症が残ることもある病気です。

「ワクチンを打ち忘れた…」「大人になってからは打ってない…」という方は、ぜひ一度医療機関に相談してみてください。安心して毎日を過ごすためにも、破傷風の予防について考えてみましょう。

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