💳家族カードで口座を分けたい!できるケースとできないケースを解説
「家族カードは便利だけど、使った金額を各自の口座から引き落としたい…」
「夫婦で家族カードを使っているけど、支払いを別々にしたい!」
家族カードを検討している方の中には、このように考えている方も多いのではないでしょうか。実は、家族カードは基本的に主契約者(本会員)の口座からまとめて引き落とされる仕組みになっています。
この記事では、「家族カードで口座を分ける」ことが可能なのかどうか、その仕組みや例外、そして実質的に支出を管理する代替案について、わかりやすく解説します。
1. 家族カードの引き落とし口座は「1つ」が基本
結論から言うと、ほとんどのクレジットカード会社の家族カードでは、引き落とし口座を個別に分けることはできません。
家族カードの利用分は、すべて本会員の口座にまとめて請求されます。これは、カード会社が与信管理(信用をチェックすること)を本会員に対して行っているためです。家族会員は、あくまで本会員の信用に基づいてカードを利用している、という位置づけになります。
例えば、マリオットボンヴォイアメックス、dカード、JCB、三井住友カードなど、多くのクレジットカード会社でこのルールが適用されています。
2. 例外はある?「口座を分けられる」と勘違いされやすいケース
ごく一部のケースでは、引き落とし口座を分けられるように見えることもありますが、これは特殊な例です。
デビットカードやプリペイドカード
クレジットカードとは異なり、デビットカードやプリペイドカードは、利用と同時に登録口座から引き落としが行われたり、事前にチャージした金額を使ったりする仕組みです。これらは「家族カード」とは違うため、それぞれの口座や残高で管理が可能です。
共同口座や家族口座
楽天カードなど一部のカード会社では、家族の共有口座を設定できる場合があります。この場合、本会員と家族会員が同じ口座を登録することで、実質的に家計を一つにまとめることができます。しかし、あくまで一つの口座からまとめて引き落とされるという点は変わりません。
3. 口座を分けたい場合の代替案
家族カードで口座を分けることが難しいなら、どうやって家計を管理すればいいのでしょうか?ここでは、実質的に利用額を分けるための代替案を2つご紹介します。
方法①:各自で個人名義のクレジットカードを持つ
最もシンプルで確実な方法は、それぞれが自分の名義でクレジットカードを申し込むことです。
メリット: 利用明細が完全に分かれるため、使った金額を個別に管理しやすい。自分の利用履歴が個人の信用情報として蓄積される。
デメリット: 年会費がそれぞれにかかる場合がある。
方法②:家計簿アプリや家計管理アプリを活用する
家族カードの利用明細は本会員のアプリやウェブサイトでまとめて確認できます。これを利用し、家計簿アプリに入力して管理する方法です。
メリット: 家族カードのメリット(ポイントの一元化など)を享受しながら、支出を個別で把握できる。
デメリット: 手動での入力や連携の手間がかかる。
まとめ
家族カードは、ポイントをまとめたり、年会費を抑えたりするメリットがありますが、引き落とし口座は分けることができないという点が重要なポイントです。
もし、利用額を個別に管理したい場合は、代替案を検討し、自分たちのライフスタイルに合った方法を選ぶのがおすすめです。