そのホクロ、大丈夫?悪性のホクロを見分けるためのセルフチェック方法


「新しくできたホクロが、なんだか気になる…」

「急に大きくなったホクロがあるけど、もしかして悪性!?」

体のあちこちにあるホクロ。ほとんどは良性で心配いりませんが、ごくまれに「悪性黒色腫(メラノーマ)」という皮膚がんの可能性があるものも存在します。

不安な気持ちを抱えているあなたのために、今回は悪性のホクロを見分けるためのセルフチェック方法を分かりやすく解説します。


悪性のホクロを見分ける「ABCDE」の法則

悪性のホクロには、良性のものとは違ういくつかの特徴があります。

これらを簡単に覚えられるように、**「ABCDE」**という5つの項目でチェックしてみましょう。

A (Asymmetry) - 形が左右対称ではない

良性のホクロは、円形や楕円形で、形が左右対称であることがほとんどです。しかし、悪性のホクロは、いびつな形をしていたり、左右非対称な形をしています。

B (Border) - 境界線がギザギザしている

良性のホクロは、輪郭がはっきりしていて、周囲の皮膚との境界線がなめらかです。一方、悪性のホクロは、境界線がギザギザしていたり、滲んだように不鮮明だったりします。

C (Color) - 色が均一ではない

良性のホクロは、色合いが均一なことが多いです。悪性のホクロは、濃い黒色、薄い茶色、赤色、青色などが混ざり合っていて、まだら模様になっていることがあります。

D (Diameter) - 直径が6mm以上ある

良性のホクロは、直径が6mm以下の小さいものがほとんどです。鉛筆の消しゴム部分をイメージすると分かりやすいかもしれません。悪性のホクロは、6mm以上の大きさになる傾向があります。

E (Evolving) - 変化している

これが最も重要なポイントです。

**「形が変わった」「急に大きくなった」「色が濃くなった」**など、時間とともに変化が見られるホクロは要注意です。かゆみや出血を伴うこともあります。


気になるホクロを見つけたら…

「ABCDE」のいずれかに当てはまるホクロを見つけたら、まずは皮膚科を受診しましょう

自己判断は危険です。皮膚科医は「ダーモスコピー」という特殊な拡大鏡を使って、ホクロの良性・悪性を詳しく診断してくれます。


まとめ

ほとんどのホクロは良性で心配いりませんが、念のため「ABCDE」の法則で定期的にセルフチェックをする習慣をつけることをおすすめします。

**「形・境界線・色・大きさ・変化」**を意識して、気になるホクロがないか確認してみましょう。

少しでも不安を感じたり、変化に気づいた場合は、決して放置せず、早めに専門家である皮膚科医に相談してくださいね。

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