車をぶつけられたのに相手が立ち去った!その時どうする?警察・保険への正しい対応
「信号待ちで追突されたけど、相手がそのまま行ってしまった…」
「駐車場でぶつけられたけど、相手がいない!どうすればいい?」
車をぶつけられたのに、相手が行ってしまったり、その場にいなかったりすると、「どうすればいいんだろう…」とパニックになってしまいますよね。警察を呼ぶべきか、保険会社に連絡すべきか、不安と焦りで頭が真っ白になるかもしれません。
この記事では、車をぶつけられたのに相手が立ち去ってしまった時の正しい対処法を、段階を追って分かりやすく解説します。あなたが冷静に適切な対応をとれるよう、重要なポイントをまとめました。
1. 相手がいなくても「必ず」警察を呼ぶ
「相手がいないのに、警察を呼んでも意味ないのでは?」と思うかもしれませんが、これは大きな間違いです。
警察を呼ぶことは、交通事故の当事者として法律で定められた義務です。また、警察が作成する「交通事故証明書」は、保険金を受け取るために不可欠な書類です。
なぜ警察が必要?
事故が客観的に証明される
保険金の請求に必須な書類が発行される
相手が特定された場合に、警察の記録が証拠となる
相手がいない状況でも、まずは110番に電話し、事故の状況と「相手が立ち去った」ことを伝えましょう。
2. その場でできること!証拠の確保
警察が到着するまでの間に、冷静になって証拠を確保しておきましょう。相手が特定された場合や、保険会社に損害を証明する際に役立ちます。
写真や動画を撮る: ぶつけられた部分の傷だけでなく、事故現場全体の写真、車のナンバープレート、周囲の状況(建物、標識、車の位置関係など)を複数枚撮影しておきましょう。
目撃者を探す: もし事故を目撃した人がいれば、氏名と連絡先を聞いておきましょう。
メモを取る: 事故が起こった日時、場所、相手の車の車種、色、ナンバー(もし見えたら)、そして事故の状況をできる限り詳細にメモしておきましょう。
3. 保険会社に連絡する
警察への届け出と証拠の確保が終わったら、ご自身の保険会社に連絡しましょう。
保険会社には、「相手が不明な物損事故」として事故の状況を詳しく説明します。この時、警察に届け出たことを忘れずに伝えましょう。車両保険に加入している場合は、保険金を受け取れる可能性があります。
保険会社に伝えること
事故の発生日時と場所
事故の状況
警察への届け出の有無
確保した証拠の内容
相手が後から戻ってきたら?
稀なケースですが、相手が後から現場に戻ってきたり、後日連絡してきたりする場合があります。
その場合も、警察と保険会社に必ず連絡しましょう。相手の身元や連絡先、保険情報などを警察に伝えることで、改めて事故の記録が修正されます。
まとめ:相手が立ち去っても「諦めない」ことが大切
車をぶつけられたのに、相手が立ち去ってしまった時、「泣き寝入りするしかない…」と諦める必要は全くありません。
1. 警察に届け出る
2. 証拠を確保する
3. 保険会社に連絡する
この3つのステップを冷静に実行すれば、金銭的な損害を最小限に抑えられます。相手がいないという状況でも、警察と保険会社に頼ることで、正しい対処ができます。