12ヶ月法定点検は行くべき!内容や費用を徹底解説
車を安全に運転するために欠かせないのが、12ヶ月法定点検です。「点検って本当に必要?」「費用はどれくらいかかるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。この記事では、12ヶ月法定点検の重要性、点検内容、費用の目安まで詳しく解説します。
12ヶ月法定点検とは?
12ヶ月法定点検は、自動車の安全走行を確保するために法律で定められた点検です。車検とは異なり、車検と車検の間に行う定期的な点検で、愛車の状態を細かくチェックします。
法定点検の義務
道路運送車両法では、自家用車は1年に1回の点検が義務付けられています。点検を怠ると法律違反となり、万が一事故が起きた場合に補償が受けられない可能性もあります。
12ヶ月法定点検でチェックする主な項目
点検では、安全運転に直結する部分を重点的に確認します。主なチェック項目は以下の通りです。
1. エンジン関連
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オイル漏れの有無
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冷却水・バッテリー液の確認
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ファンベルトやタイミングベルトの状態
2. ブレーキ系統
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ブレーキパッドの摩耗
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ブレーキオイルの量と劣化具合
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サイドブレーキの動作確認
3. ハンドル・サスペンション
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ステアリング操作の異常
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サスペンション・ショックアブソーバーの点検
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タイヤの空気圧と摩耗具合
4. 照明・電気系統
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ヘッドライト・ウインカー・ブレーキランプの点灯確認
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バッテリーの状態と充電電圧
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ワイパーやウォッシャー液の確認
5. その他の重要チェック
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排気ガスの状態
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車体のサビや損傷
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クラッチやギアの操作感
12ヶ月法定点検の費用の目安
費用は点検を行う場所によって変わります。一般的な目安は以下の通りです。
| 点検場所 | 費用の目安 |
|---|---|
| ディーラー | 8,000円~15,000円 |
| 整備工場(指定工場) | 5,000円~12,000円 |
| ガソリンスタンド・民間整備 | 3,000円~10,000円 |
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車種や年式によって費用は変動します。
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点検後に部品交換や修理が必要になる場合は、別途費用がかかります。
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ディーラーでの点検は、純正部品使用や保証対応の安心感があります。
12ヶ月法定点検を受けるメリット
1. 安全性の確保
ブレーキやタイヤ、ライトなどの異常を早期に発見でき、事故リスクを減らせます。
2. 長期的な車両維持
小さな不具合を早めに修理することで、大きな故障を防ぎ、修理費用を節約できます。
3. 保険や保証の適用
点検記録は、自動車保険やメーカー保証の証明になります。定期点検を行っていることで、万が一の際に補償がスムーズです。
自分でできる点検とプロに任せる点検の違い
自分でタイヤ空気圧やライト点灯をチェックすることはできますが、エンジン内部やブレーキオイルの状態など、プロでないと確認が難しい部分もあります。安全面と法的義務を考えると、年に1回は必ず12ヶ月法定点検をプロに依頼することが推奨されます。
まとめ
12ヶ月法定点検は、車検とは別に義務付けられた重要な点検です。点検を受けることで、安全運転の確保だけでなく、車両寿命の延長や保険・保証の適用にも役立ちます。
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点検内容:ブレーキ、エンジン、ライト、サスペンションなど
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費用:ディーラー8,000円~15,000円、整備工場5,000円~12,000円
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メリット:安全確保、修理費節約、保険・保証の証明
「面倒だから…」と先延ばしにせず、愛車と自分の安全のために12ヶ月法定点検を受けましょう。