ドアパンチをされたら絶対にやるべきこと!被害者がすぐ取るべき適切な対応と後悔しない対処法まとめ
駐車場で「バンッ!」と音がして見に行くと、隣の車のドアが自分の車に直撃…。
いわゆる “ドアパンチ” に遭うと、驚きや怒りより先に
「どうしたらいいの?」「相手が逃げたら?」「保険って使えるの?」
といった不安が一気に押し寄せてきますよね。
私も以前ドアパンチの被害に遭い、どう動くべきか分からず焦った経験があります。
しかし、正しい対処を知っていれば、
修理費の負担ゼロで解決することも可能 ですし、トラブルを最小限にできます。
この記事では、同じ不安や悩みを持つ方へ向けて、
ドアパンチされたときに必ずやるべきこと・やってはいけないこと・保険の使い方 を、
実際に被害を受けた立場から丁寧に解説します。
1|そもそも「ドアパンチ」とは?なぜトラブルが多いのか
ドアパンチとは、車のドアを開けたときに勢いよく隣の車に当ててしまう行為のこと。
傷の深さはさまざまで、
-
塗装が少し削れる軽度の傷
-
へこみが生じる中程度の損傷
-
ドア交換レベルの大きなダメージ
など、状況によって修理費は大きく変わります。
特にトラブルが起こりやすい理由は、
-
相手が気づかない(フリをする)
-
当て逃げされやすい
-
駐車場の監視状況によって証明が難しい
-
修理費の相場が高い
などが挙げられます。
だからこそ 最初の対応がとても重要 なんです。
2|ドアパンチをされたら「すぐにやるべき」7ステップ
(1)まずは冷静になる
怒りや焦りがあっても、トラブルをこじらせないために冷静さが必要。
このあと相手とのやり取りや保険対応があるため、落ち着いて行動しましょう。
(2)相手に声をかけ、状況を確認する
気まずそうにしていることが多いですが、
ここは丁寧に、落ち着いたトーンで声をかけるのがポイント。
「すみません、今ドアが当たったようなのですが、一緒に確認できますか?」
このように伝えるとスムーズです。
(3)車の傷を細かくチェックする
以下を必ず確認:
-
へこみの有無
-
塗装の剥がれ
-
こすり痕の色(相手の車の色が付着していないか)
-
ドアの開閉に支障がないか
軽い傷だと思っても、光の角度で見え方が変わるため油断は禁物です。
(4)写真と動画で証拠を残す(最重要)
この証拠が後々の保険対応で大きな決め手になります。
撮影すべきポイント:
-
傷のアップ
-
車全体の位置関係
-
相手の車のドアが当たった角度
-
相手のナンバー
-
駐車場の全景
スマホでOKなので必ず残しましょう。
(5)相手の連絡先を交換する
最低限必要な情報:
-
名前
-
電話番号
-
住所
-
車両ナンバー
できれば運転免許証を撮影しておくと確実です。
(6)警察に届け出る(意外と知られていない重要ポイント)
ドアパンチはれっきとした物損事故。
警察を呼ばないと 事故証明が取れず、保険会社が対応できない 場合があります。
「大した傷じゃないし…」
と遠慮してはいけません。
(7)保険会社にすぐ連絡する
被害者側は基本的に 相手の対物保険 で修理可能。
ただし、相手が保険に入っていない場合や、話がこじれる場合もあるため、
早めに自分の保険会社へ相談しましょう。
3|相手が逃げた・当て逃げの場合の対処法
残念ながら、ドアパンチは当て逃げが多いトラブルでもあります。
そのときは以下を実行。
(1)警察へ即通報
当て逃げは事故扱い。
警察は現場確認をして「事故証明」を発行してくれます。
(2)駐車場の管理会社へ連絡
防犯カメラを確認してもらえるケースがあります。
(3)ドラレコの映像をチェック
ドアの開閉シーンが映っていれば決定的な証拠に。
(4)保険会社へ相談
自分の車両保険で直すケースもありますが、
免責(自己負担)がかかる可能性があるため事前確認を。
4|修理費の相場と、損をしない保険の使い方
ドアパンチの修理費の目安
-
小さなへこみ:1〜3万円
-
中程度の傷:3〜7万円
-
ドア交換レベル:10万円以上
高額になることも多いので、相手の保険で対応できるよう証拠が必須 です。
保険のポイント
▼加害者側
「対物保険」を使って被害者の車を修理。
▼被害者側
原則、自分の保険を使わなくてOK。
ただし、
-
相手が無保険
-
相手が逃げた
-
相手が認めない
という場合は 車両保険 の利用も検討します。
5|ドアパンチを防ぐためにできる対策
被害を受けないために、日頃からできる対策も大切です。
-
なるべく端や広めのスペースに駐車する
-
風の強い日はドアストッパーを意識
-
子どもが乗る場合はスライドドア車を利用
-
ドアガードを取り付ける
毎日の小さな意識でトラブルはグッと減らせます。
6|まとめ:ドアパンチは最初の対応がすべて!正しく動けば不安は最小限に
ドアパンチの被害は、誰にでも起こりうる身近なトラブルです。
しかし、適切な行動を知っていれば、
-
修理費の不安
-
相手とのトラブル
-
保険手続きの混乱
をすべて最小限にできます。
もう一度、やるべきことをまとめると以下の通りです。
✔ 冷静になる
✔ 相手と一緒に傷を確認
✔ 必ず写真と動画で証拠を残す
✔ 警察を呼ぶ
✔ 相手の連絡先を確保
✔ 保険会社へ早めに相談
たったこれだけで、後悔のないスムーズな解決が可能になります。
もし今まさに被害にあって不安な方へ――。
少しでも心が軽くなるよう、この記事が助けになれば嬉しいです。