唐揚げの衣は小麦粉?片栗粉?サクサクに仕上げる最強レシピとコツ
唐揚げを作るとき、誰もが一度は迷うのが「衣は小麦粉と片栗粉、どっちを使うべきか」という問題。
実際に私も、家で作るときに「今日はサクサクにしたい」「カリッとジューシーにしたい」と悩んでいました。
結論から言うと、 仕上がりの好みによって使い分けるのがポイント です。
この記事では、サクサク・カリッ・ジューシーといった唐揚げの理想の食感を実現するために、
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小麦粉と片栗粉の特徴
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組み合わせる黄金比率
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失敗しない揚げ方のコツ
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アレンジレシピ
まで詳しく解説します。
1|唐揚げに使う衣の基本:小麦粉と片栗粉の違い
小麦粉(薄力粉)
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粘りがあり、衣がふんわり厚めになる
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揚げると軽くしっとりした食感
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味が染み込みやすく、ジューシーさを演出
片栗粉
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揚げると非常にカリッとした食感
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薄くつくため、鶏肉本来のジューシーさを感じやすい
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粉が軽いので油の吸収が少なめ
つまり、
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サクサク感を重視 → 片栗粉
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ふんわりジューシー感を重視 → 小麦粉
という使い分けが基本です。
2|最強の組み合わせ「小麦粉+片栗粉ミックス」
最近の家庭料理では、 小麦粉と片栗粉を混ぜるのが人気 です。
黄金比はだいたい 小麦粉7:片栗粉3 または 小麦粉6:片栗粉4 が目安。
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小麦粉が衣の厚みとジューシーさを出す
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片栗粉が表面をカリッと仕上げる
この組み合わせにより、 外はサクサク、中はジューシー という理想の唐揚げが完成します。
3|衣をカリッとさせる揚げ方のコツ
(1)鶏肉の水分をしっかり拭く
表面が濡れていると衣がはがれやすくなります。
キッチンペーパーで余分な水分を取ることが、サクサクの第一歩です。
(2)衣は軽くまぶす
粉を多く付けすぎると油っぽくなるので、軽くまぶすのがポイント。
余分な粉は手で軽く落としましょう。
(3)二度揚げでカリッと仕上げる
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1回目:中火で肉に火を通す
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2回目:高温で表面をカリッと仕上げる
二度揚げすると、片栗粉のサクサク感が格段にアップします。
(4)油の温度管理
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揚げ始め:160〜170℃でじっくり火を通す
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仕上げ:180〜190℃で表面をカリッと
温度が低すぎると衣がしっとり、温度が高すぎると焦げやすくなるので注意。
4|味付けと下味のコツ
唐揚げの衣だけでなく、 下味が美味しさを決める 重要ポイントです。
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醤油:ベースの味付け
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酒・みりん:肉を柔らかく
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にんにく・しょうが:香り付け
最低30分〜1時間漬け込むと、味がしっかり染み込みます。
時間がない場合は、ジップロックに入れて揉み込むと短時間でも味がなじみます。
5|さらに美味しくするアレンジテクニック
(1)揚げる前に小麦粉をまぶしてから片栗粉
表面に薄い小麦粉の層を作ることで、片栗粉が付きやすくなり、
よりカリッとした食感を実現できます。
(2)炭酸水を使う
衣を混ぜるときに水ではなく炭酸水を使うと、揚げたときに泡立ってより軽い衣になります。
(3)スパイスやハーブで味変
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カレー粉を少し混ぜる
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パプリカパウダーで色味と風味UP
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ハーブ塩で洋風アレンジ
飽きずに何度も楽しめます。
6|まとめ:唐揚げは衣と揚げ方で美味しさが決まる!
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小麦粉だけ → ふんわりジューシー
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片栗粉だけ → カリッと軽い
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ミックス → 外サクサク、中ジューシーの最強コンビ
さらに、下味・油温・二度揚げなどの 揚げ方の工夫 で、家庭でもプロ並みの唐揚げが楽しめます。
ちょっとした工夫で、家族や友人から「今日の唐揚げ美味しい!」と褒められること間違いなし。
ぜひ、衣の配合や揚げ方を変えて、自分だけの「サクサク唐揚げ」を作ってみてください。